脂肪の炎症を知れば痩せます
炎症は太りすぎによって起こり、さらに脂肪を生み出します。
もうすでに訳のわからない事態になっていますが、ゾッとしましたね。
そもそも炎症とは何でしょうか?
太りすぎで内臓脂肪が多すぎると脂肪細胞に免疫細胞が集まります。
これが炎症を引き起こします。
簡単にいえば、
私たちのお腹の肉は1つ1つの細胞でできています。
細胞が脂肪でいっぱいになりすぎると、脂肪をブロックする細胞が仕事をします。
この仕事が炎症のもととなるのです。
炎症はさらに脂肪を生み、ぶくぶく太る最悪のパターンが訪れます。
これは脳によって命令された2つのホルモンを知れば解決できる炎症です。
今日はこの2つのホルモンを紹介します。
さらには炎症を防ぐ食事まで紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
インスリンという名のホルモン
インスリン抵抗性が肥満の大きな問題です。
インスリンは脂肪細胞を太らせるホルモンです。
このホルモンが多ければ多いほど太ります。
この状態をインスリン抵抗性といいます。
糖質摂りすぎの方は注意です。
インスリンの主な働きは、糖を血液から細胞内にとりこみ血糖値を下げることです。
しかし、インスリン抵抗性により細胞への取り込みが出来ず、血液中の糖が増えてしまいます。これが2型糖尿病です。糖尿病患者がインスリン注射を打つ理由がわかりますね。
インスリンは筋肉細胞への糖を取り込む役割も果たします。
インスリン抵抗性が起こると筋肉が栄養不足を起こし、燃焼が出来なくなります。
影響は脳まで広がり、倦怠感・空腹感がに襲われます。
レプチンの邪魔する炎症
レプチンはは食欲を抑え代謝をよくするホルモンです。
体重維持・ダイエットに大切なホルモンです。
若い頃は、何を食べても太らなくて運動しなくてもスリムだったという人いますね。
それはレプチンが一生懸命働いてくれていたおかげです。
しかし、炎症がレプチンの仕事を邪魔します。
レプチン抵抗性です。
代謝を悪くし、倦怠感・空腹感・体重増加と悪循環です。
炎症を防ぐ食事
ここまでで炎症の恐ろしさをご理解いただけたと思います。
そして、すでに手遅れだと絶望している方も多いかもしれないですね。
食事を改善すれば炎症は治まりますよ。
炎症の原因の1つに血糖値の急上昇です。
原因は炭水化物です。中でも、デンプンの多いものは注意しましょう。
パン・じゃがいも・米・パスタ・シリアルなどです。
これらの食べ物にはトリグリセリドの濃度を上げます。
トリグリセリドはレプチンを脳に運ぶのを妨げます。
つまりは、炭水化物の少ない食事を食べなさいということです。
そうすれば、炎症は治まり、インスリンとレプチンは十分な働きをし痩せることが出来るというわけです。
最後に
肥満の原因が炎症だとなかなか痩せるまでに時間がかかります。
炎症が治まり、ホルモンがしっかり働ける状態をつくる食生活をしなければなりません。
コツコツと日々の食事から健康と体型をつくっていきましょう。